施設見学では人員配置をチェック!

介護施設を転職先として選ぶうえで、各地の老人ホームやデイサービスなどのホームページを通じて、施設見学の受付を行っている事業所を探すことが大切です。
施設見学を行うことで転職後の後悔を減らすことができます。
今回紹介する職場見学でのチェックポイントを含め、介護の仕事探しで注意したいポイントを押さえて、後悔のない転職を目指しましょう。

施設見学の際に職場環境の良し悪しや様々な職種のスタッフの働き方についてきちんと把握する必要があります。
特に、1つの職場で着実にキャリアアップを目指したい場合は施設見学の重要性が増しますのでしっかりとチェックしましょう。

施設見学では、転職後の業務の負担を最小限に抑えるために、職場内の人員配置にも目を向けることがポイントです。
実際に現場で長く勤めている介護職員や生活相談員、看護師などから直にアドバイスを聞いてみましょう。
施設見学の受け入れ状況については、各施設の運営者の方針やスタッフの人数などに大きく左右されるため、余裕を持って色々な職場の事情を把握することが肝心です。

一般的に、規模の小さな介護施設においては、施設見学の後に書類選考や面接の申し込みができることもあります。
そのため、なるべく早く新しい職場へ転職をしたい人であれば、早い時期からそれぞれの施設の採用の手順についてきちんと確認をしておきましょう。

なお、人材確保に積極的な施設の中には、施設長や介護主任など責任のあるポジションに就いている人に施設内の設備の特徴や現場でのスタッフの詳しい仕事内容について、分かりやすく教えてもらえることもあります。

転職先を決める前にまずは施設見学を!

介護業界には勤続年数がとても短くて何度も転職を繰り返している人がいます。
求人がたくさんあるので自由に転職できる状況が整っているのは確かですが、転職すると引っ越しが必要になることも多く、新しい職場では現場の慣習などを学び直さなければなりません。
勤続年数が短いと退職金も少なくなりがちなのであまり好ましいことではないのは確かでしょう。

何度も転職を繰り返している人がよく抱えている問題が現場に馴染めないことです。
人間関係作りに苦労してしまったり、現場の運営方針に納得できなかったり、施設に揃っている設備や人材から考えて自分の力を発揮できなかったりするのが原因としてよく挙げられます。
このように現場に馴染めないのが転職を繰り返している理由なら施設見学をしてから転職先を決めるようにしましょう。

介護施設では営業時間中に転職志望者に施設見学をさせてくれるサービスをしばしば行っています。
実際に現場でスタッフが働いている様子を見ることができるだけでなく、スタッフとの面談の時間も設けてもらえることも多く、馴染みやすい現場かどうかを判断する貴重な機会になります。
求人に応募するときに問い合わせて見学の機会を設けてもらいましょう。

採用活動を積極的に行っている施設ではホームページなどでも見学者を募集しています。
そうでない場合にも個別に対応してくれることは多いので、対応してくれるかどうかをまず問い合わせてみることが大切です。